『信長協奏曲』は、石井あゆみさん作の漫画で、2009年からゲッサン(月刊少年サンデー)で連載中です。
現在の最新巻は、2022年2月10日に発売された22巻です。
小栗旬さん主演のドラマもヒットしていました。
協奏曲の読み方は「コンツェルト」です。
「コンチェルト」でも「きょうそうきょく」でもいいのですが、漫画のタイトルは「のぶながコンツェルト」です。
マンガ『信長協奏曲』は、現代の高校生がタイムスリップして織田信長と入れ替わる話です。
史実と違う部分もあるので、この漫画だけで歴史の勉強をするのは無理がありますが、歴史に興味を持つきっかけにはなると思います。
『信長協奏曲』の電子書籍を試し読みできるので、チェックしてみて下さい。
『信長協奏曲』1巻のあらすじ(少しネタバレあり)
『信長協奏曲』1巻のあらすじを紹介します。
ネタバレがイヤな方は読まないで下さい。
現代の高校生が戦国時代にタイムスリップ
歴史に興味がなく明智光秀も知らない現代の高校生・サブローが、戦国時代にタイムスリップしてしまいます。
そこで出会った織田信長はサブローと顔がそっくりでした。
信長は病弱だったので、静かな地で安息するため城を抜け出していました。
サブローは信長から、自分の代わりに信長として生きてくれと頼まれ、信長として生きていくことになります。

信長は病弱だったという話は聞いたことがないのでフィクションでしょうか?
織田信長といえばうつけ者
家臣に城に連れ戻された信長(サブロー)は、教育係の平手政秀に城を抜け出したことや変な服を着ていることを説教されます。
説教の途中で信長は逃げ出し、百姓のこどもたちと相撲をして遊びます。

タイムスリップしたのにパニックにならず、あっさり戦国時代に溶け込んでいるサブローが面白いです。
サブローは元々自由な性格なので、本物と入れ代わってから信長がうつけ者になってしまったという設定です。
信長のことを良く思っていない弟の信行は、信長を暗殺しようとするが失敗。
さらに、信長とデート中の妻の帰蝶(きちょう)を誘拐しようとするが失敗。
帰蝶は美濃の大名斎藤道三の娘なので、デート中に誘拐されたとすれば斎藤道三の怒りを買い、信長の立場が悪くなると信行は考えたのです。
信長(サブロー)は暗殺されそうになった後も信行と仲良くしようとしていたのですが、信行にはサブローの気持ちが伝わりませんでした。
信行は寺で謹慎処分となります。
信長の妻は「濃姫」と習いました。
私は「帰蝶」という名前は聞いたことがありません。
これはフィクションかと思ったのですが、「帰蝶」も信長の妻の名前のようです。
「濃姫」と「帰蝶」は同一人物ですが、「帰蝶」が本名かどうかは不明のようです。
「濃姫」は美濃の大名である斎藤道三の娘なので、「美濃姫」を略して「濃姫」と呼んだだけで本名ではありません。
(ネットで軽く調べただけなので間違ってたらすいません)
あらすじを書きすぎるのもよくないので、このくらいにしておきます。
この後の、人質となっていた松平竹千代(後の徳川家康)と信長(サブロー)との交流も面白いです。
竹千代がかわいいです。
木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)も登場します。
藤吉郎は感じ悪いです。
『信長協奏曲』1巻の感想

『信長協奏曲』はドラマが話題になっていたので、存在は知っていたのですが、どんな話か知りませんでした。
普通の時代劇かと思っていたのですが、現代の高校生がタイムスリップする話だったとはビックリです。
サブローは勉強はできませんが、運動神経がよくて性格もよくてカッコいいです。
すぐに戦国時代に順応するメンタルの強さも魅力です。
織田信長とか歴史上の人物が登場する漫画は、事実なのかフィクションなのか気になってしまいます。
サブローほどではないのですが、私も日本史はあまり知りません。
明智光秀は知っています。
タイムスリップはおそらくフィクションですが、信長は若いころ病弱だったのか、暗殺されそうになったのか、妻を誘拐されそうになったのかなどは調べてみないとどちらかわかりません。
事実かどうかを確認しながら読むのも面白いと思うのですが、私はそれは気にしないで全部フィクションくらいの気持ちで楽しめばいいと思います。
全部事実だと思うのはオススメしません。
学生さんで日本史のテストを受ける人が『信長協奏曲』で勉強するのは間違っています。
教科書などに書いてある方が正しいと思いますので、そちらで勉強して下さい。
『信長協奏曲』には作り話の部分があります。
織田信長は現代からタイムスリップしてきた人間ではありません。
証拠はないですが。