菅田将暉さん主演のドラマ「ミステリと言う勿れ」も好評でした。
中途半端な終わり方だったので、続編も放送されるんだろうなと思いました。
ドラマも面白いですが、原作マンガもチェックしてみてはいかがでしょうか。
『ミステリと言う勿れ(なかれ)』は、田村由美さんのマンガです。
「勿れ」とは「~してはいけない」という意味なので、ミステリと言ってはいけないというタイトルのようです。
そうは言っても、主人公の天然パーマの大学生、久能整(くのう ととのう)が事件の謎解きをしているのでミステリと言えると思います。
久能はとにかくよく喋ります。
謎解きとは直接関係ないこともたくさん話しています。
久能からは固定観念を覆すような言葉がたくさん出てきます。
久能の言葉のほうが謎解きよりも魅力的とも言えるので、『ミステリと言う勿れ』なのかもしれません。
『ミステリと言う勿れ』は、ミステリーファンじゃなくても楽しめるマンガだと思います。
『ミステリと言う勿れ』1巻のあらすじ(少しネタバレあり)
天然パーマの大学生、久能整(くのう ととのう)が同級生を殺害したと疑われ警察で事情聴取を受けます。
犯人であるという証拠を次々と突きつけられた久能はどうなるのでしょうか。
多くの人の予想通り、久能は真相を解明し、自らの潔白を証明します。
目撃者が現れても、「どうしてその人が本当のことを言っていて、僕のほうが嘘をついていると思えるんですか」と刑事に言えるところがスゴイです。
確かに動画を撮影していない限り、目撃者と容疑者の信頼度は同じですね。
第一話から主人公が犯人というパターンは珍しいので、無実なのは想像がつくのですが、証拠を突きつけられても冷静に刑事に反論していくところが面白いです。

もし無実の罪で事情聴取を受けたときに参考になるかもしれません。
心に響いた久能整の言葉

『ミステリと言う勿れ』の主人公久能は名言を連発しているのですが、その中で特に心に響いた言葉を紹介します。
真実と事実
真実は人の数だけあるんですよ
でも事実は一つです
真実は一つだと思っていましたが、その人の立場によって真実は違ってくるということですね。
AがBにぶつかって階段から落ちて怪我をした場合、Aは突き落とされたと言っていて、Bはぶつかっただけと言っている。
どちらかが嘘をついている場合もありますが、どちらも真実を語っている場合もあるのです。
目撃者がいたとしても思い込みで間違った証言をしてしまうこともあります。
事実はAがBにぶつかって階段から落ちて怪我をしたということ一つです。
いじめ問題でも、いじめられている方は登校拒否を考えるほど悩んでいても、いじめている方は遊んでいるだけだと本気で考えている場合も多いようです。
私にはいじめっ子が嘘をついているようにしか思えないのですが、人は主観でしかものを見られないので、いじめっ子にとっては遊んでいるだけが真実だという場合があるのです。

私は人をいじめたことはないと思いこんでいますが、私にいじめられたことがあると思っている人がいるかもしれません。
刑事の悩みを解決する容疑者
久能は刑事たちの悩みを察知し、解決に導くような言葉を発します。
娘に嫌われてしまって悩む刑事、ペットの猫が亡くなって落ち込む女性刑事、妊娠中の妻の機嫌が悪くて悩む刑事などを相手に久能はしゃべりまくり、結果的に悩みが解決に向かっていきます。
家のことはほとんど何もしないが、ゴミ捨てはやっているし少しは妻に感謝してほしいと言った刑事に対して、久能が言った「ゴミ捨て…どこからですか」の言葉が痛快です。
玄関からゴミ捨て場まで持っていっただけで感謝しろというのは虫がよすぎます。
ゴミを一つにまとめるまでが大変なんです。
結婚している男性はわからない人が多そうです。
私の場合は一人分のゴミなのでそんなに大変ではないのですが、家族がいるとゴミ捨ては重労働に違いありません。
この男性刑事はその後自分から久能に悩み相談をするようになります。
妻が子どもにキラキラネームをつけそうになって困るという悩みです。
この悩みに対しての久能の言葉も納得できるものでした。
私のキラキラネームに対する考え方も変わりました。
久能整(ととのう)という名前もすごく珍しい名前ですね。
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私はebookjapan(イーブックジャパン)で読みました。
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